【完全版】特養に入所する裏ワザ11選!入所方法や実態も徹底解説!

「介護が必要な家族がいるけど、家族で世話ができないから特養に入所させたい。」

「特養への入所を考えているけど、待機者が多いのですぐに入所ができないので困ってる。」

大切なご家族を特別擁護老人ホーム(特養)に入所させたいけど、待機者が多いこと・空室が出ないことですぐに入所できない場合がよくあります。

そこで裏ワザを使うことで、特養に入所することができます

この記事では特養に入所するための11の裏ワザをご紹介します。

また、特養へ入所しやすい都道府県や特養に入所する際のよくある質問も徹底解説します。

これから特養の入所を検討される方だけではなく、すでに特養に申し込みをされている方・どこの特養にするのか考えている方は、ぜひご覧ください。

【徹底解説】特養の入所条件とは?

特養の裏ワザを知る前に、特養の入所条件を押さえておきましょう。

基本的な条件として、介護保険における要介護3以上の介護度が必要になります。

しかし、やむを得ない事情により自宅での生活が困難と判断された場合、要介護1・2の方でも入所することができます。

やむを得ない事情に該当する条件は以下のポイントになります。

  • 認知症により、日常生活に支障をきたす症状・行動がある
  • 知的・精神障害により日常生活に支障をきたす症状・行動がある
  • さまざまな虐待を受け、身の安全を確保しながら生活ができない
  • 家族や地域におけるさまざまなサービスによる支援を受けられない

これらの基本的な条件を理解した上で、次項からご紹介する特養に入所する裏ワザを使うようにしましょう。

【完全版】特養に入所する裏ワザ11選!

基本的な特養の入所条件を押さえたところで、さっそく特養に入所する裏ワザを11選ご紹介します。

入所の裏ワザが11あるので、現在の特養入所に関する進捗に合わせて行うようにしましょう。

①入所判定の判断基準を知る

まずは特養への入所判定の判断基準を知ることから始めます。

特養では空室ができる度に次に入所する方を決めるため、施設長・生活相談員・ケアマネジャー・介護職などで構成された判定会議を行います。

判定会議では申し込みをされた方の中で、入所の必要性・優先順位が高い方を選定します。

必要性や優先順位を決める条件は、各自治体や施設の運営方針などにより違いがありますが、大まかには以下の条件が特養入所の判断基準になります。

  • 要介護度
  • 病気の症状
  • 特別な医療行為の有無
  • 障害の程度
  • 感染症の有無
  • 日常生活におけるさまざまな動作の程度
  • 特養における運営方針・方向性への理解

特養における入所の判断基準を知った上で、入所される方に合った特養を選びましょう

②空室状況の情報収集を行う

次の裏ワザは、こまめに空室状況の情報収集を行う方法です。

さまざまな特養では公式サイト・介護施設紹介サイトにて空室状況を公表しているので、ネット上で確認することが可能です。

しかし、あえて空室情報を公表していない施設・空室情報がこまめに更新されていないこともあります。

その時は電話で直接問い合わせる・担当しているケアマネジャーを通じて確認してもらいましょう。

③従来型ではなく少し高いユニット型を狙う

特養には「従来型特養」と「ユニット型特養」の2種類があり、金額にこだわりがなければ少し高いユニット型を狙うことも裏ワザです。

以下に「従来型特養」・「ユニット型特養」の特徴をまとめました。

従来型特養の特徴

  • 1つの部屋に複数のベッドが設置
  • カーテンやパーテーションで仕切られている
  • 1部屋につき1人〜4人で生活
  • 1ヶ月の入所費用が約9万円〜とリーズナブル

ユニット型特養の特徴

  • 1人1室の個室
  • 個室の他に共用スペースなどもある
  • 個人のプライバシーが確保できる
  • 1ヶ月の入所費用は約13万円〜と高め

この2種類の特養のうち、比較的価格がリーズナブルな従来型特養の申し込み者数・待機者数も多いので、入所までの期間が長期化します。

そのため、入所費用は高いが入所の可能性が高いユニット型特養を狙う方法も検討しましょう。

④複数登録を行う

特養への入所を目指す場合、1つに絞らず複数登録を行うこともおすすめの裏ワザです。

この裏ワザは多くの特養への入所希望者が行なっている方法です。

特養の入所申し込み・登録は1つだけという決まりはないので、2つ以上の施設に登録することで入所の可能性が高くなります。

もし、入所が決まった際は他の待機者に早く順番をまわすため、別の登録していた施設へ早めに報告しましょう。

⑤ショートステイを利用する

特養の入所前に、ショートステイを利用することも裏ワザです。

特養によってはショートステイを併設している所もあるので、空室があれば最大30日間の利用や、自宅での生活が難しい場合は「ロングショート」といった連続利用するという方法も可能です。

併設されたショートステイを利用することで特養と同じ環境で過ごすので、環境に慣れることができます。

そして入所される方の現状をショートステイ・特養間で共有し、入所判定に生かされるため、特養入所につながることもあります。

そのため、特養併設のショートステイを利用しましょう。

⑥デイサービスを利用する

特養によってはデイサービスを併設している所もあるので、特養併設のデイサービスを利用することも裏ワザです。

デイサービスを利用することで、特養の雰囲気や環境に少しずつ慣れることができ、入所される方の現状をデイサービスが把握することができます。

把握した現状を特養間と共有することで、入所判定に生かされるので特養入所につながることもあります。

そのため、入所までの間に特養併設のデイサービスを利用しましょう。

⑦職員と顔見知りになる

先ほどご紹介したショートステイ・デイサービスを利用し、職員と顔見知りになるようにしましょう。

特養によってショートステイ・デイサービスなどのさまざまな在宅介護サービスを複合的に行なっている所もあります。

頻繁にショートステイやデイサービスを利用することで、特養と同じような雰囲気を感じながら環境に慣れることができます。

そして、職員と顔見知りになることで、本人の現状把握や特養間との情報共有を行い、入所判定に生かされることで特養入所につながります。

そのため、さまざまな在宅介護サービスを利用し、職員と顔見知りになるように、いい関係性を築くことも特養入所につながる裏ワザになります。

⑧申し込みする際は特記事項を詳細に記入する

特養の入所申込書には特記事項・質問事項などを記入できる欄があるので、特記事項があれば詳細に書く事も特養入所の裏ワザです。

この欄は必ず記入する必要はありませんが、ご家族などの介護者が特養側に知ってもらいたいことや本人・介護者にとって重要な情報を記入することで、特養入所の優先順位が上がる場合があります。

特に下記の2つのポイントは細かく記入するようにしましょう。

  • 特養入所の緊急性
  • 自宅での在宅介護の困難さ

もし、書ききれない場合は別紙に記入することもできます。

しかし、自治体や施設によって別紙への記入が認められない場合があるので、事前に確認が必要です。

⑨共働き等緊急度を上げる

特養への入所判定において、家庭の就労状況も優先順位に関係しているので、夫婦共働きであれば優先順位が上がります。

例えば介護が必要なご家族と生活している場合、専業主婦(主夫)がいることで、日中の介護ができるとみなされるため、特養入所の緊急性や優先順位が高くないと判断されやすいです。

共働きに関しては正社員・パート・アルバイトなどの雇用形態の条件などはありませんので、特養入所をきっかけに共働きを行うことも裏ワザのひとつになります。

⑩環境の変化は細かく報告する

入所申し込み後も環境や状況の変化について細かく報告する方法も裏ワザです。

要介護度・病気や障害の状態・家庭環境などはタイミング次第で変化しやすく、申し込みをした時より悪化している場合があります。

細かく状況の変化などを報告することで入所の必要性・優先順位が上がることで特養入所につながります。

  • 認知症の症状が出始めた・悪化した
  • 介護度が上がった
  • 家庭内で虐待が発生した
  • 家族による支援が受けられない
  • 適切に在宅支援に関するサービスを受けることが困難

上記の5つのポイントを中心に特養へ細かく報告しましょう。

⑪希望の地域を広げる

特養の入所は基本的に住所に関係なく自由に施設の場所を選ぶことができます。

そして、特養の待機者数は都市部・地方によって差があり、お住まいの地域の待機者数が多い場合は、希望地域の範囲を広げることも裏ワザです。

特養を探す段階で、希望する地域から範囲を広げることにより入所可能な施設が見つかる可能性が高くなります。

そのため、範囲を広くし、別の地域の方でも入所可能な特養を選びましょう。

しかし、同じ特養でも「地域密着型特別養護老人ホーム」という介護施設があります。

こちらは特養の住所と同じ市町村に住所がある方が対象ですので、特養を探す際は確認が必要です。

特養に入所しやすい都道府県ランキング3選!

ここからは特養に入所しやすい都道府県ランキングの上位3県をご紹介します。

特養への入所のしやすさを計るためには都道府県別での入所難易度を計算します。

入所難易度を求める方法は、各都道府県の要介護3以上の申し込み者数を特養の定員数で割った数値を算出します。

数値が高いと入所しにくく、逆に数値が低いと入所しやすいことを表していますが、空室数などの数を含めていないため、参考程度に見て頂ければと思います。

①奈良県

  • 施設数 115
  • 定員数 7,465名
  • 申し込み者数 1,051名
  • 入所難易度 0.141

47都道府県の中で最も特養に入所しやすいのは奈良県でした。

施設数・定員数は他の都道府県と比べてもあまり多くありませんが、申し込み者数が少ないため、特養に入所できる可能性が高いことがわかります。

②埼玉県

  • 施設数 448
  • 定員数 36,615名
  • 申し込み者数 7,247名
  • 入所難易度 0.197

奈良県に次ぐ特養に入所しやすい都道府県は埼玉県でした。

都市部に近く、施設数・定員数が他の都道府県と比べると高い数値となっていることで、特養に入所できる可能性が高いことがわかります。

③群馬県

  • 施設数  181
  • 定員数 10,861名
  • 申し込み者数 2.630名
  • 入所難易度 0.242

3番目に特養に入所しやすい都道府県は群馬県でした。

群馬県は施設数が2位の埼玉県と比べると施設数は少ないですが、定員数が多く、入所申し込み者数が少ないことで入所しやすいことが分かります。

参考:厚生労働省「特別養護老人ホームの入所申込者の状況(令和4年度)

特養に入所する際によくある質問4選!

ここからは特養に入所する際によくある質問を4つご紹介します。

入所に関することや入所時の持ち物などについて解説してます。

①実際にコネ入所はあるの?

結論として、コネで入所する方法もありますが数は少ないです。

コネを使える方は地域で力や人脈を持っている一部の有力者だけになり、最近はコネを使うことに対して批判も集まりやすい傾向なので数としては少ないです。

あくまで申し込み者の状態などの事実をもとに、特養入所の緊急性・必要性によって決まりますのでコネ入所に期待しない方がいいでしょう。

②入所までの期間はどのくらい?

一般的に早ければ1ヶ月未満、遅くて1年から2年とされていますが、各地域の特養の施設数・定員数・入所希望者などにより違いがあります。

以前は要介護1・2の方でも空室さえあれば入所可能だった為、特養1件あたりの待機者数が多い頃もありました。

現在は要介護3以上という条件があるので、待機者数自体は以前よりも下がっています。

しかし、都市部などの人口が多い地域では待機者も多いので入所までの期間が長期化しています。

③特養に入所する際の持ち物は?

特養に入所する際の基本的な持ち物は以下の物になります。

  • 衣類(下着・トップス・ズボン・上着)
  • タオル(バスタオル・フェイスタオル)
  • 義歯と義歯ケース
  • 洗面用品や衛生用品(歯ブラシ・髭剃り・ティッシュ・爪切り・ヘアブラシなど)
  • 衣装ケースやたんすなどの収納用品

これらの持ち物を準備しますが、特養ですでに準備されている物などもあるため、入所前に必要な持ち物について確認しましょう。

そして、入所後に持ち物を紛失すること・他の入所者の持ち物と間違えてしまう場合もあります。

そうしたトラブルを防ぐために、持ち物全てに名前を書くようにしましょう。

衣類やタオル類などの数は洗濯して使うことも考えて、最低でも3日分以上を準備するようにしましょう。

④特養の入所待ちの期間でできることは?

特養に入所するまでの期間は人・地域などにより違いはありますが、多少の待機期間があります。

その間に今回ご紹介した裏ワザを使いつつ、別の介護サービスを受けながら生活する方法をおすすめします。

先述したショートステイ・デイサービスなどの在宅介護サービスを組み合わせて利用することで、特養入所までの期間の本人や介護者の負担を解消することができます。

そして、入所される方の状況を特養と共有することができるので、入所につながる場合や受け入れ側も準備がしやすいので、特養併設のサービスを利用しましょう。

それと、特養へ本人の状態・環境などの変化があった際は細かく報告することもおすすめです。

細かく特養と連絡をとり、待機期間を過ごすことで入所の必要性・優先順位が高くなるので入所につながる場合もあります。

特養入所のためにさまざまな裏ワザを使いましょう

今回は特養に入所する裏ワザと、入所しやすい都道府県・よくある質問もあわせてご紹介しました。

現在も施設探しや申し込みなどを行なっているかと思います。

その中で、今回ご紹介した11の特養に入所する裏ワザを使うことで、特養入所の可能性や確率を上げることにつながります。

本記事が大切なご家族の特養入所に役立てればと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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